ストレスとは、本来は物理学で使われている用語で、物体に加わった外力と物体の反発力によって生じる歪みのことをいいます。
これを人間の体に当てはめて独自の学説「ストレス学説」を発表したのが、カナダの生理学者セリエ博士です。
博士は、人間の体がストレスに対してどのように反応していくかを時間の経過を追って研究し、「3段階説」を発表しました。
これは何の備えもないときに、突然ストレスにさらされたときに示す反応です。突然ストレスにさらされるために、血圧や体温、血糖値が下がり、胃も貧血になるために胃・十二指腸潰瘍などが現れたりします。
更にストレスが持続すると、体はストレスに対して体の機能を活発化させて抵抗します。交感神経が活発化しアドレナリンなどの物質が放出され、血圧や心拍数などが上昇します。疲労感が興奮に変わったり、逆に脱力感に襲われることもある時期でもあります。
抵抗期以上にストレスが強すぎたり長期間にわたると、抵抗力が弱まり消耗してしまう時期です。血圧や体温、血糖値が同時に下がり、副腎皮質の機能も低下します。